外ばかりに気を取られるから
地主みたいな権力を持った人にイングランド寄りが多かったというだけです。
権力がなくなれば自分が弱くなる。←本当にこれだけです。
当時は、王室関係のいざこざが事の始まり。
スコットランドに権力を!と、地主みたいな権力者に説いて動いていたのが、外国で育ったイギリスで王位継承権のあるチャールズ・エドワード・スチュアードです。彼は、スコットランドを取り戻す!と動いてジャコバイト軍を持っていた、300年ほど前の話。
結果、失敗で終わりましたが。
大きな代償は、スコットランドのキルトやスコットランドを象徴する物の使用禁止令が出され、イングランド軍に立ち向かった、チャールズの王位を信じるジャコバイトの兵士達は追われるまで殺されたり、独島へ牢獄送り。徹底的にやられました。
こういう歴史があります。
(当時、フランスからの援軍が届いていたらスコットランドの国は変わっていただろうという歴史専門家は見ているようです。*ナショナル・トラストの、コロデンの戦いの場所に色々な資料があります。時にフランスも違う問題を抱えていたために、ジャコバイト軍を助けることができなかったといわれますが、フランス軍が本当にスコットランドに関心を持っていたか?は私は疑いを持ちます。「うちには関係ない」という考えだったのではないかな?と)
コロデンの戦いを語った私の「にっき」を見つけました。
(言っておきますが、メルギブソンの映画、ブレイブハートは歴史的に根本的に間違っていますのでご注意ください。イングランドVSスコットランドではなく、スコットランドでは、「スコットランド人VSスコットランド人」だと歴史を見ています。)
連合王国の分裂も何も時代が変わった。王室や富豪家たちの権力や権利ではない。
現在は、王室がどうのこうのではなく、日ごろの国民の生活の「権利」を主張。
イギリスの政府は、内政に目を向けないからこうなった。
みんなもういい加減にしてくれって言ってるんですよ。
このレファレンダムでは、最初の頃(世論調査で)YESはせいぜい20%くらいだろうと予想されていて話にもならなかった。NOが確実に大きな差で楽勝だからお話にならない!とされていました。
最初から、メディアと新聞のほぼ全てはNO寄りで突っ走る。多くは、『だってテレビ(や新聞)が言うから』と言うのでNOに決まる。
そんな中でも、YESが49%ほどにまで上がったことのミラクル。
うちの人が熱く語るのは、このYESのパーセントが上がったのは、ラディカルに働く人たちのおかげだ!と言っています。
今までは、選挙に興味のなかった(選挙の意味すら何もない夢も何もない)貧困者たちに投票の意味を示したというのです。この人たちは、イギリスの社会から見放された人たち。投票の権利があっても、投票しますと登録をしていない人々。
YESキャンペーンの、『あなた達が変えることができるんだ』というような説得が利いている。
大ドンでん返しをしたのは、やっぱりここでしょうね。
ウエストミンスターや富豪家たちはここは目をつけていなかったと思います。
恐らく、彼らは貧困者の存在すら知らないことでしょう・・・。
このレファレンダムはもちろん独立を!!!と言うものですが、多くの人が「政治」に興味を持ち、「政治」を真剣に考える良いことだったと思います。
残念ながら、スコットランドが独立にはならなくても(大きな恥となりますが)、ウエストミンスターは、このレファレンダムを十分に頭に入れないといけない。
スコットランドだけが不満を持っているのではない、今は、イングランド内でもウエストミンスターに対しての不満も多い。
国民のための政治をしなくてはならない。
内政に力を入れ、国内の問題を優先に取り組まなければならない。
教育、医療、福祉。
気をつけろよ!ウエストミンスター!
と、いう事です。
イギリス全土を揺るがした、かなり意味のあったスコットランド独立の投票。
YESは本当に良くやったと思う。
ダメかもしれないと思うけど、独立に!少しの期待を持って。
今日は投票の行く末を見届けるので長い一日になることでしょう・・・。
by eilene
| 2014-09-18 09:49
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