にっき

 

"When in Rome..."

差別?平等?
イギリスに住んでいると、色々な人種の方たちに出会います。
南のロンドンは、人種のるつぼです。
私達の住んでいる北のエディンバラも昔の面影を残しつつも
人種のるつぼです。

日本で住んでいて良いなと思うところは、
『日本に来たら日本のしきたりを守りなさい!』と
ある意味、胸を張って言えることだと思います。
日本の生活は守られていると思います。

『郷に入ったら郷に従え』 

この言葉は、差別になるのだろうか??と思う今日この頃です。
強く言えるのは、政党の保守派くらいかな(?)^^;
住んでいる人に対しての礼儀は、差別となるのかなぁ?
と思ったのは新聞を読んでいて、またふと気になったのです。


エディンバラ市内を走るバス運転手が、イスラム教の女性が着用しているベール(宗教のため)を取り顔を見せるように要求。女性は拒否。

バスを使用する時、お金をその場で払う方法と、バス・カード(定期券のようなものでしょう)という顔写真付きのカードを見せて乗車する方法があるんだそうです。通勤の方や頻繁にバスを使う人にはバス・カードはいたって普通です。値段は決して安くないと思います。

今回乗ってきた女性は身を包みバス・カードを使用。バス運転手は、顔をすっぽり覆い隠すと顔が見にくくてそのカードが本人と同一人物であるかわかりづらいそうなんです。このバス・カードを使った詐欺が多いことも確かのようです。又貸しすることで、乗車賃金を詐欺する。

今までバス会社で暗黙の了解だった(?)ことが、今度からは顔を見せるようにとバス会社側のルールが変わったようなのです。これについて今度はこの行為が差別だ、とイスラム教地域の方たちは気分を害してる様子なのです。

(イスラム教の女性たちは、ベールを上げ顔を見せるか、身分証明書のパスポートや運転免許証を提出しなくてはならないと言われたようです。)

バス会社側は、『バス・カードを使った詐欺が多い』ことを現実に受け止め(またセキュリティのためもあり)バス・カード使用詐欺が横暴するのはぜひとも避けたいのだそう。ルールを変えたのは、これはイスラム教の方たちに限らずバス・カード(写真つき定期券)使用の人全員が対象のはず。。残念にもイスラム教徒の女性の方、特に身をすっぽりと包む方たちには辛いこととなるのですが・・。なので、全てのイスラム教の女性が被害にあっているわけではありません。

当のバスを運転する人たちは違和感も感じてるようです。。
『私達を差別者扱いされるのではないかと恐怖も感じる』

 "All drivers are raging about this. We risk being branded racist or just unhelpful because we are refusing people on to ourbuses. We could end up being attacked by other passengers."

"All of this is to stop fraud, but you have to ask just how much fraud is really being carried out this way."

"I don't cover my own face but I can understand that if someone does it could be very demeaning to be asked to take off a veil like that. It shows a lack of trust."
 
緑色の記事は5月10日付の地域新聞。
*Edinburgh Herald & Post : Bus drivers face veils row *より。

バス運転手はこのルール変更の議論に怒りすら感じてるようです。
乗車を拒否して、バス運転手は助けにならないとか差別者だとレッテル貼られる可能性だってある。最終的に他の乗客から被害を加えられる可能性もある。
(それでさえバスの運転手がヒヤっとする事も多いイギリス。。ルールを変えることで、とばっちりを受けるのはバス運転手なんですよね・・・。ホントだよね。。)
 
また他のバス運転手は、これは全てが詐欺を失くすためのこと。このバス・カードを使用した詐欺がどれほど行われているかも知る必要がある。
(これも、そうなんだよねぇ。。。)

エディンバラ、イスラム教徒の女性協会の方(Shabana Banheerさん)は『この件も信頼が足りないということだと思う。』と最後に締めくくっています。彼女自身は顔全てベールで包まないけど、(すっぽり全身を包み目だけを見せてる女性に対して)もし(詐欺をしているんじゃないか?と見られ)ベールを取れと言われたら、その人の品位は傷つけられるだろうと思う。と女性の立場を理解しています。
(これも分かるなぁ。自分が信仰のためにやっている行為が、自分にやましいことがないのに『詐欺の疑い』の一員になるわけだし・・・。でも・・こう、やましいことが無ければベールを少し上げ、堂々と顔を見せることは出来ないのだろうか??;;何も裸になれって言っているわけでもないし・・・。イスラム教の女性でも頭を隠しても顔全体は出している人も多いわけで。。それだけでは信仰を見せるのには少ないのかなぁ??)

イギリスではかぶり物は公共の場でもOKです。宗教の自由があるので基本的にOKです。良いことだと思います。そしてどんな形であれ共存してることも確かです。これも良いことだと思います。
(クリスチャンのシンボルの十字架は公共の場でもOKですが(ファッションでもあるからどうやって規制するか境界線がないでしょう)、たまにこれもNGになるときもあるんですよ。クリスチャンの場合、十字架を持っていなくてはダメだという厳しさも少ないのでそこまで問題にならないのですが。時にクリスチャンも嫌がられバカにされます。笑;)

イギリスは単純にイスラム教の国ではないので(現代のイギリス人ほとんどの人には信仰は難しいもので、理解しにくいのです・・・)、どこかで誰かがお互いに譲り合わないと、憤慨する気持ちは分かるけど、その国のルールっていうのもあるわけで・・・。

郷に入っては郷に従え。。。
この言葉はやはりイギリスでは通用しないのかなぁ・・・・・・?
平等が平等に扱われないこともあると思う。
普通一般の人が従ってるのに、特定の人は従わなくても良いとなれば平等でないし。
英国。たまにどういう国なんだろうか?とこれまた不思議になる時があります(苦笑)
いつもイスラム教徒の方々が目立って問題になってしまうのも辛いところですけどね。
微妙なところで、何でもかんでも差別として片付けられるのもどうかと思うけど。

"When in Rome, do as the Romans do."
ローマに入ったらローマ人のように。
英語ではこのように言われます。
 
[PR]



by eilene | 2007-05-11 19:30 | 気になるニュース

質素ではなく、素朴な生活がしたい。人生山あり谷あり崖あり。スコットランドからこんにちは、日々思うことを「にっき」に書いていきます
by eilene
プロフィールを見る
画像一覧
Voted Scotland,2014
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

*リンク*

うちの人のフリッカーサイト
[象] Zou san


L&Cウェブサイト


I'm with Oxfam GB


私の心はここに 緑の党
*Scottish Green Party*


All Of Us First

ブログジャンル

画像一覧