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にっき

 

何のために道を歩く?

スコットランドの自然が多く、キレイな街で有名なPerth(パース)。
私たちはそこの街に住みたかった!
昼間はステキな街、夜は危ない街なんだそうです。。
そんな事実を知ったのは今日のニュースです。

大きな街での犯罪が多いイギリス。政府もどうしたらいいか分からない状態。
立ち上がったのは教会の牧師さんたち。ボランティアで街中を歩きます。
この話は、去年から知っていました。

ある都会の教会では夜遅くに教会のドアを開け、夜の街で酔っ払った若者たちを確保。
教会員の年配方が若者にお茶を出してあげたり、話を聞いたり、
交流を持っているようです。
若者たちも次第に彼らを信頼し、いつからか『教会内では汚い言葉を使うな!』と
自然にルールが出来たりもするようです。

ロンドンで始まったこの運動は
着実に成功し続け、北に向かいスコットランドでも導入されるようです。
今回注目されたのが、パースの街でした。

Their aim - to help in the fight against crime.  'No preaching'  "It's not about preaching and converting - they talk, we listen."  Their role is to make themselves available to listen to people, especially young people, and support them.

記事を要点として抜き取りました。

犯罪の撲滅に協力するのが彼らの目的。クリスチャンになるようにさとすのではない。彼らが話し、我々が聞く。牧師の身を使い、いつでも人の話を聞けるようにしてる。特に若者の話を聞きかれらをサポートする。のだそうです。 また、地域貢献としながら警察との連携の形も取っているようです。

イギリスでもどんなに規制をしても止まらない犯罪(銃に限らず)。
今回のアメリカの大学での銃撃事件でも銃犯罪が全く止まらない。
アメリカでは、『怒りをコントロールする技術が必要だ』と言います。
Anger management. とも言われます。

怒りを自分でコントロールする技術って、
やはり話をさせて誰か聞く相手がいること。
この古くさそうに感じる方法が適してるのかな?と思います。
もちろん怒りを収めるのは最終的に本人の意思になると思いますが、
人は他人の気持ちを和らげることができるんだと今回改めて思いました。
昔は家庭内で出来たことなんだろうと思います。

牧師の使命は色々あると思いますが、やはり人の話を聞くことでしょう。
これは誰より、たけていると思います。

私の友人の牧師は、こう言います。
『牧師っていう"職業"は自分の身を(sacrifice)犠牲にすることだから大変なんだよ』と。
彼は牧師という奉仕にはとても正直です。
『はいはい』だけでは通用しない、ものすごい量の集中力が必要とされるんだそうです。

残念ながら全ての牧師が素晴らしいとは言えませんが、
自分の身を削ってまでも、このように地域で貢献してくれている方たちが多いことは
確かです。その方たちに感謝です。この人たちによって助けられた方も多いので、
この輪が広がりますように。

私も家庭内で実施することにします。
私も時々、怒りが爆発するので主人に聞いてもらおう。
(けっこう聞いてもらってる気がしますよ)
そして私も彼の話も聞こう。(そうしよう。)
今日のキーワード・・・
Anger managementです。

Church volunteers fight street crime BBC NEWS Scotlandより。



by eilene | 2007-04-17 10:10 | 気になるニュース

質素ではなく、素朴な生活がしたい。人生山あり谷あり崖あり。スコットランドからこんにちは、日々思うことを「にっき」に書いていきます
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